ホームへ

当会の紹介(ご挨拶)

会 則

★新聞で紹介していただきました

 

未来の上総一宮をつくる会
ご挨拶

 

 

 歴史の香り漂う町「一宮」


 秋も深まりつつありますが、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。
 一宮町に初めて参りました折りに、町を歩くと玉前神社や多くの寺院も あり、鎌倉を思わせるようなたたずまいを感じたものです。しかも、田畑 や里山の豊かさは鎌倉にも無いもので、私の生まれ育ったかつての、今は 見る影もない戸塚を想い起こさせるものでした。更には海も川も揃ったこの 豊かな環境が都心に至近の位置にあり、かつては文人著名人の集う場と なっていたことを聞くにつけ、益々この町が好きになり転居いたしました。 こちらへ住んで3年半、現在私は、この交通の便の恩恵に浴し、教鞭をとる 学習院大学へと通っております。
 そして、地元の多くの皆様と一宮の良さを語る中で、多くの可能性を持つ 一宮を更に素晴らしいところにするお手伝いをさせて頂きたいと考えるに 至った次第です。


 署名のご協力を頂いて


 住民投票条例は、地方自治法に基づいてそれを制定することが保証されております が、私ども「未来の上総一宮をつくる会」では、町の存廃等の極めて重大な問題に ついては、首長・議会の最終的判断の前に、是非とも住民投票によって、住民の意思の 確認をして頂きたいと考え、これまで活動してまいりました。そこでは、一貫して、 無闇に合併を否定するという立場ではなく、公正で透明性のある住民のための協議 という点を申し述べてまいりました。
 住民投票条例制定についての要望提出の折には、多くの皆様よりご賛同のご署名を 頂戴し、また、その前後には、わたくしどもの進むべき方向性について多くの貴重な ご意見をお寄せ頂きました。まことにありがとうございました。会を代表して深く御礼 申し上げます。


 住民も負担し参加する町づくり


 さて、この度の合併協議はひと段落致しましたが、昨今の合併談義の背景にあり ます、国の深刻な財政難に変わりは無く、地方へ配分される財源は今後とも長期的には 縮小してゆくことと思われます。そうした状況の中で、数年後にはまた一宮町を含めた 合併協議が再燃する可能性も高いと思います。その際に、今回の合併協議を教訓に、 少なくとも不本意な形での合併という憂き目を見ないためには、現在の一宮町の 枠組みのもとで、自前の財源を増強し、国の補助が縮小しても補える財政的体力を つける必要があるでしょう。
 このためには、行財政改革・情報公開・住民参加の徹底による、行政・議会・住民の 一体となった取組が必要となってくると考えます。そうした中で、一宮町が潜在的に 有する資源の掘り起こしと活用、外部への発信ということがまずなされるべき事柄では ないでしょうか。そして、この際の住民参加とは、行政が適宜ピックアップした少数の 住民が関わることではなく、住民の生活と町のゆくえに関心をもつすべての方々が 参加できる形のものでなくてはならないと思います。そうしてこそはじめて、一宮の 特性に即した、中長期的に持続可能で実効性あるプランが立ち上がると思います。 もちろん、そこでは、住民自身が積極的に手足を動かすことが是非とも必要になります。 そして、同時に、様々な施策における他町村との連携も重要になってくるでしょう。
 合併騒動(?)が終わったのだから、もう住民運動は必要ないとお考えの方も いらっしゃるかと存じます。しかし、今回の合併協議に関わることを通じて、私どもは、 平素よりの住民の自覚的自治活動が、住みよい地域づくりには最も必要であると認識 させられました。
 そうした観点から、今後とも、真に幅広い住民のためのまちづくりとはどういうもので あるのか、より多くの皆様とご一緒に考えさせて頂き、提案してゆきたいと存じます。 どうぞわたくしどもの考えにご理解・ご賛同を頂き、お力添えを賜りますようお願い 申し上げます。

千葉県長生郡一宮町
(代表) 馬淵 昌也

 

 


ホームへ

 

Copyright(C) 2007 未来の上総一宮をつくる会